1988-01-28 第112回国会 衆議院 本会議 第4号
砂糖について、日本の港に着く原糖は一キログラム約三十円、精製して六十円。ところが、輸入税、消費税等を合わせて、一キログラム何と三倍の百八十円となっており、欧米の八十円から百三十円とは段違いであります。ついでに、缶ビール、三百五十ミリリットル、小さいのです。日本が二百十五円、アメリカのシスコが六十円、ニューヨークが九十円と三分の一。
砂糖について、日本の港に着く原糖は一キログラム約三十円、精製して六十円。ところが、輸入税、消費税等を合わせて、一キログラム何と三倍の百八十円となっており、欧米の八十円から百三十円とは段違いであります。ついでに、缶ビール、三百五十ミリリットル、小さいのです。日本が二百十五円、アメリカのシスコが六十円、ニューヨークが九十円と三分の一。
砂糖の問題につきましては、御存じのとおり国際的には原糖価格が三年間で約半値に下がってきた。低落をしておるのでございますけれども、国内の精糖価格というのは下がっていない。いわゆる円高差益の還元ということは行われていないわけであります。
一番最初に砂糖の問題についてお伺いをしたいと思うのですけれども、砂糖の半製品であるところの原糖の輸入価格というものが国際相場の低迷と円高・ドル安の中でこの三年間に半値くらいに下がってきておるわけです。それが一体どのように消費者の方にはね返っておるかという問題を提起したいわけでありますけれども、国内の砂糖価格というのはほとんど変わっておりません。
○草川委員 私も素人ですから、さっき言ったように原糖をトン当たり三万円で買ってくるわけですね。それを加工し、今言うように安定資金だとかいろいろなものをつけて、その金というのは結局メーカーが負担をすることになるわけですが、そういうものを与えていきますとキロ当たり二百六十円になるといいますが、それはトン当たりで見ますと二十六万一千円になるわけです。
ところが組合側としてはそれはおかしい、労働組合の姿勢が悪いとか賃金が高過ぎるとかいうのは一つの口実であって、実は会社側は砂糖の原糖を買うわけですが、これは非常に投機性の強いものでありますけれども、それを非常に高く買い過ぎた、それでその後砂糖の値段が物すごい勢いで暴落したわけでありますけれども、その損失を補うためにむしろその経営者側の失敗の犠牲を労働組合側に押しつけて、それでこの際一気に労働組合をつぶしてしまおう
これも川上、川下からいきますと、あるいは原糖を買ってきて、そして加工してお菓子屋さんに行くとか、あるいはいろいろな飲料等に行くとかということになると、これは基礎素材産業かなということも考えますので、この辺は政令にゆだねられておりますけれども、ある程度明確にしておかなければならぬと思いますので、局長、ひとつ明確に答弁をしていただきたい。
ところが、経営がよくないという内容をいろいろ資料を集めて分析してみますと、実は原糖を買い入れるときの相場に失敗しておるわけですね。同じときに各精糖会社が輸入したときの買い入れ価格を全部見てみますと、神戸精糖だけが異常に高い値段で購入してしまった。それが結果的に経営の悪化につながっていった。それがストレートに、労働者の責任かのように簡単に首を切るということは許せないことだと私は思うのです。
私はこの委員会で、たとえば去年のちょうどいまごろ、砂糖の原糖の——原糖というのは砂糖の原料ですね——倉庫を、ある砂糖工場がつくろうとした。そして、コンクリートのパイルをどんどん打ち込んだんですね。一メートルぐらいな間隔でかなりの広い土地に打ち込んだ。その途端に経済の状況ががらっと変わって、砂糖のそういう倉庫が要らなくなってしまった。
したがいまして先生御指摘の、後者のように、何といいますか、実質的に原糖を売ってしまったような形での、逆に言いますと受託者が受託者のマークで売るようなもの、これは私、委託生産という範疇には入らないものではないかというふうに考えております。
しかしながら、やはり製糖業界におきますところの過当競争、輸入糖の増大ということによりまして糖価はなかなか安定することができませんで、昭和四十九年から五十一年にかけますところの国際糖価の暴騰と、さらにまた、豪州からの長期契約によるところの高値原糖の買い付け、こういうこと、さらにその後におきますところの暴落ということによりまして砂糖業界は一大混乱を生じましたし、また、国産糖におきましても一大危機を感じていたわけでございます
一つは、原糖の溶糖から製品に至るまでの間がセットになって装置産業であるということがございます。それからもう一つは、各企業がつくります製品が、企業ごとの商品特性がございません。いずれも甘くて白い粉にすぎないということでございますので、そういった現象もございます。
しかも原糖から製品までワンセットになっている、こういう企業でございますから、それだけに経営の多様化というのは非常にむずかしいと思います。 そういうことで経営が非常に苦しい状況にあろうと思いますので、私は、鈴木元農林大臣が答弁した趣旨を十分尊重しながらこれらの問題を、また国会の決議等もございますので、農林省はこれに可能な限りの努力をしてまいりたい、かように考えています。
○政府委員(宮繁護君) 三井製糖株式会社の岡山工場の原糖の野積み場拡張予定地におきまして発生いたしました死亡事故に関連いたしまして、過日当委員会におきまして先生から御質問、御指摘をいただいたところでございます。
岡山市築港元町にございます三井製糖株式会社の岡山工場の原糖野積み拡張工事跡、原糖というのは砂糖の原料のことでございます。
○江田五月君 建設省のお話ですと工事が終わっておるんだ、工事中ではないんだということなんですが、原糖倉庫の基礎工事だということならこれは倉庫を建てるために基礎工事をやるわけで、基礎工事なんだから基礎工事で、基礎工事が終わったらそれでおしまいなんだということでいいのかどうか。
○江田五月君 いま警察の方では原糖野積み場拡張工事の跡だというお話、建設省のお調べでは原糖倉庫の基礎工事の跡だというお話、これはどちらが正しいかこの場ではわからないんですが、恐らくわからないんだと思いますが、どうしてそういう違いが起こったんでしょうか。
砂糖の市価は四十九年の原糖の国際相場高騰後の反落に伴って低迷し、最近急ピッチで上昇したかと思うと二月中旬を境に下降、また上昇という、まさに急騰急落の繰り返しと言っても過言ではありません。こういう状況に対応して精糖業者及び甘味資源生産者など、砂糖の生産と販売の関係者に対する行政の万全を期することが現在強く求められていると思いますので、そういう認識に立って質問をしていきたいと思います。
とりわけ政府が関与をいたしまして、そして豪州原糖の長期輸入契約、これがあったわけでありますが、これが履行ができない。そのために東京湾等に砂糖をいっぱい積んだ船が浮かべられて長期間停泊をしなけりゃならぬ、こういう事態がありましたし、それから、国産糖の売買に当たって国庫支出が異常に増大をする。またさらに、どこまでいくんだろうか、こういう心配が当時あったわけであります。
○坂倉藤吾君 したがいまして、その特例法の特徴といいますか、仕組みの柱になっている分野というのは、これは需給見通しをきちっと農林水産省で全国的に把握をして立てること、そして需給見通しに基づいて各精製糖企業へのシェア割り当て、原糖の引き取り、このシェア割り当てがある。
○坂倉藤吾君 砂糖業界で通常原糖の評価額のこの算定の仕方ですが、先入先出法、後入先出法、それから総平均法あるいは移動平均法、大体この三つがとられておるというふうにお聞きをしていますが、どうでしょうか。
○坂倉藤吾君 最近、砂糖のいわゆる原糖の国際価格の値動きがきわめて激しい、こういうふうに承っておるわけでありますが、この高値傾向が続いておる今後の見通し、これについて説明をいただきたい。
原糖供給が絶たれたからです。ところが、ここには、いままでの委員会の討議経過からいきまして、当然東海精糖にはシェアがある。シェアの権利はあるが、原糖が入らないから工場が動かない。こういう関係になっているわけであります。
○矢原秀男君 日豪砂糖の長期輸入協定について若干伺いたいと思うんですけれども、確かに現在の国際原糖価格のもとで業界も非常にいろいろな苦しみや感覚を持っているようですけれども、今後の価格の推移によっては、豪州糖の調整金の免除措置等の復活はあり得るのか、これが一点と、それから二番目には、長期協定後の安定供給の見通しですね、この二点、ちょっと伺います。
○矢原秀男君 国際砂糖協定についてですけれども、いまだアメリカが批准に至らないと聞いておりますけれども、最大の輸入国ですから、批准をしないままでのわが国の国際原糖価格を正常な水準に維持されるための対策ですね、これはどういうふうに行っておられるのか、伺いたいと思います。
砂糖を初めとする甘味資源に係る糖業政策についてでございますけれども、まず、近年における砂糖の国際需給のバランス、特に国際原糖価格の推移をまずお伺いをしたいと思います。
たとえば食管会計における輸入麦、輸入飼料、畜産振興事業団の輸入の牛肉、それから糖価安定事業団の輸入の砂糖、原糖です、それから石油公団による原油輸入、こういう差益を一般財源として活用しているということは、非常に私は大事だと思うんですけれども、そういう方法はないかどうか。
さきも農林省の方に聞いてみたら、原糖を輸入するのは圧倒的に五大商社の系列で輸入をしている、精糖メーカーに品物を持っていく、そして今度は、国民の砂糖の市場にはまた五大商社が大きなシェアを占めてそれを売っている、こういうことになってくると、精糖メーカーを動かす役割りというのは商社の側にあると言っても過言ではない状態にある。もちろん金融機関もこれに重要な役割りをするでありましょう。
○上坂委員 原糖の手当ての場合には必ず商社がこれに介在していると思うのですが、精糖業に非常に深いかかわりを持っている商社は現在何社ぐらいあるのか、それから商社がどうしてこうした精糖業に深いかかわりを持ってきたかということについて、ひとつ御説明いただきたいと思います。
○上坂委員 次に、原糖の手当ての問題であります。これはいま北海道のビートの問題が出ましたが、国産糖との関係で、いま原糖についてはどのくらい入っているのか、豪州糖とそれからグローバル糖で、数量と価格を説明をいただきたい。
それから、原糖供給で三井物産がそれを保証するかどうか。それらがきちっといけば、労使協定がなされているんですから、あとはもう更生計画に基づいて再開となれば問題は解決するわけなんです。そういう御認識に立って積極的に農林省としてはシェア確保のために、再建のために今後とも御努力するお気持ちなのかどうかという点なんですが。